WHOパンデミック宣言

WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は11日
と述べて世界的な大流行になっているとの認識を示し
各国に対して対策の強化を訴えました。
WHOは今後も感染者数、死者数及び
感染が確認される国の数が
さらに増えると予想しています。
ただし、感染予防対策はこれまでと変わらないとし
冷静な判断と行動を求めました。
 
イギリスでも大きな動きがありました。
イギリス政府と
新型コロナウイルス感染拡大による
経済への打撃を緩和するため
共同で異例の刺激策を発表しました。
 
世界はリセッション(景気後退)を
現実として受け止めつつあるようです。
今回パンデミック宣言があったからといって
WHOには何の権限も実行力もありせんが
これをきっかけとして
世界各国の政府、中央銀行
本腰を上げて感染拡大防止策及び
景気対策を進めていくことでしょう。
 
日本の動きですが
相変わらず政府も日銀も煮えきらないですね。
政府は小中学校休校を慮ったのか
子育て家庭への手当を審議しているようです。
落ち込む消費は早々回復するとは思えません。
消費税減税は現時点ではないとは思いますが
パンデミックの進行具合によっては
財務省もさすがに一歩譲るかもしれません。
 
日銀の方は買い支えている日本株
平均購入額が19,000円位だということで
今ちょうどその近辺で推移しているわけですが
目先は下の方向に向かっているのでしょうか。
いっそのこと思いっきり暴落させて
安いところをガッツリ拾って購入単価を
下げてしまえばいいのにと思います。
実際日銀で運用しているのは
経済学者や職員とのことなので
相場のことは相場に聞くというスタンスでは
ないでしょうから、闇雲に買い続けて
バランスシートを膨らませてゆくのでしょうか。
 
つい先日、ソフトバンクグループの孫正義さんが
久しぶりにツイッターを更新しましたね。
コロナウイルスPCR検査を大量にできる態勢作り
に協力するとのことです。
私個人は絶対反対ですね。
日本の医療機関が平静を保っているのは
コロナ検査を実質的に抑えているおかげです。
仮に検査をして陽性となっても隔離する
感染症病棟は我が国には少なすぎます。
一般病棟のベットさえも空きは少ないのです。
入院”生活”をする高齢者が多いのです。
 
完治させるワクチンが無いのに
闇雲に検査をして、陰と陽を振り分けても
感染者判別によるメリットよりも
医療機関が大混乱に陥るデメリットが
大きいと考えています。
 
孫さんは、コロナ検査にお金をかけるくらいなら
第3のビジョンファンドを立ち上げて
完治させるワクチン開発を行ってはどうでしょうか。
もはやソフトバンクにそんな体力は残って
なさそうですが、個人的に孫さんのバイタリティ
あふれる人間性をリスペクトしているので
頑張ってほしいとは思いますが…
 
それに伴う実体経済のリセッション。
世界株価暴落、円高進行、石油価格の下落…
 
今我々は間違いなく時代の潮目に突入してます。
私達の生活がどうなっていくのか。
日本人はマネーリテラシーが非常に低い国民です。
これから自分の資産を保全し、
健康的に生き延びていくには常にアンテナを張って
世界の動きを注視していく必要があります。
幸い私達は膨大なネット社会の恩恵を受けています。
最大限に活用して、正しい情報を咀嚼し
自分、家族を守るためパニックに陥らず
粛々と行動していきたいものです。
 
ではまた。
silverでした。