私のトラウマ

silverです。
 
皆さんも多かれ少なかれトラウマがあると思います。
 
私の記憶の中で一番古いトラウマは
小学生の頃、飛び降り自殺に遭遇したことです。
とある団地の公園で友達数人と遊んでいました。
ドーンと大きな音が聞こえたので
そちらの方へ行ってみると
中年の女性がうつ伏せで倒れており
即死と思われました。
多感な年頃で興味本位から
1m近くまで近寄ってみました。
詳細な記述は避けますが
高所からコンクリート上に転落した衝撃は
人間の体如きは簡単に破壊されてしまうんですね。
到着した警察官から
離れるように指示されたので
友人達と公園に戻ったのですが
遊ぶ元気もなくなり鬱々と過ごしました。
 
私の脳裏に深く残されたものは
女性の裂傷と、それに伴う出血、そして
その団地の棟数の"番号"でした。
それから数年以上、その団地棟と
同じ数字を見るだけで
中年女性の姿が思い出され
そのたびに辛い思いをしました。
夢もよく見ました。
病院で検査すれば間違いなく
PTSDと診断されると思います。
 
なぜこんなにも記憶に深くすり込まれるのか?
・初めて見る鮮血への驚愕
・亡くなった方への感情移入
・自分がこのようになったらどうしよう?という恐怖
・死を形として見た初めての衝撃
・なぜこんなことになったのかという混乱
 
様々な思考が逡巡し脳に刻まれたのだと思います。
この思考は私にとって
全てネガティブな思考でした。
その後発症するパニック障害の下地形成に
なったのかもしれません。
 
この時のトラウマですが
今となっては
キーワードの数字を見ても
ドキッとしなくなりました。
私のトラウマ体験は他にもいくつかあるのですが
別のトラウマの方が、今でもふいに
思考中に現れることがあります。
朝の呼吸法をやっている時もたまに出ます。
ただ、恐怖心とかネガティブな感情は出ません。
これはまた次の機会で取り上げたいと思います。
 
ではまた。
silverでした。