精神疾患をオープンにする精神科医

silverです。
 

 

昔、精神科に通っていた頃の話です。
 
私が指名したわけじゃありませんが
担当の先生は非常に物腰か柔らかい
小太りのおじちゃん先生でした。
 
先生は温かい笑顔、ゆっくりした語り口で
私の症状を気遣いながら話をしてくれました。
私は先生の声を聞くだけで心が落ち着きました。
こちらの悩みも自分のことのように
ウンウンとうなずきながら聞いてくれる。
カウンセリングとはこうもリラックス
できるものなんだと思いました。
 
なかでも、私が一番先生に心を許せたのは
先生も「不安神経症」の経験者だったことです。
初めての診察の時に
先生は私に自身の経験を語ってくれました。
医学的な知識面だけではなく
身をもって知っている、
共感してくれている、
これを感じた瞬間に
ものすごく救われた気持ちになったことを
今でもよく覚えています。
 
 
精神疾患を経験した精神科医
 
双極性や妄想性など特殊な症状は難しいですが、
克服できる精神疾患を経験したことを
対外的にオープンにすることは
何かまずいのでしょうか?
 
 
私自身、家族にすらオープンに話せないくせに
こんなこと言うのも身勝手ですが
精神科医がメンタル病を
オープンにすることはインパクトがあると思います。
患者にとって、これから診療を受けるための
病院選定もスムーズに運ぶはずです。
私なら絶対同じ症状を持っていた精神科医
診てほしいです。
 
ネットで検索する際
医師のプロフィール欄には
 
 
などツラツラ銘記してありますが
患者にとっては自分のメンタル症状を
理解してくれる先生を探しているわけですから
肩書も大事ですが、
患者目線のプロフィールを作ってくれる
先生か増えると嬉しいです。
ファーストオピニオンはメンタル治療のために
大事な一歩です。
私は最初の診療で素晴らしい先生に
巡り会うことができました。
しかし、
こんな良い先生をブッチして
断薬してそれっきり…
先生は今頃元気にされているだろうか。
 
ではまた。
silverでした。